本当の「きれいな海」とは?
おいらはクリエイター職業の延長線上、世界の海へ回りながら本格的に水中フォトクリエイト活動をはじめて、20年近くになる。
世界規模で述べちゃうと範囲的に果てしなくなっちゃうので国内からピックアップします。
皆さんは「日本で1番きれいな海はどこ?」とSNS活用すれば綺麗な海の情報がたくさん出てくるのですが、それは当たり前なことだと。
なんぜ、日本は大陸島であり、世界中で日本が1番、4つもの海流(黒潮・親潮・対島・リマン)に恵まれている国なのだから、どこの海でも綺麗と言っても過言ではない。
特に沖縄の離島、黒潮が流れている諸島が人気支持されている。
白い砂浜、カラフルなサンゴ、潮の流れとかの自然的立地条件により、美観コラボとか含めちゃうと価値観も異なってくるのであとは皆さんの好みになる。
おいらはこれまでに沖縄のいくつかの離島へ数回以上は訪れ、タンク背負ってガンガン潜ってきたのだが、「きれいな海はどこ?」と決め付けるのはハッキリ言って難しい。
これはダイバーでないと潜れないエリア、外洋に過ぎないので一般的に誰でも容易に行けるエリアとなると、ビーチとかの海岸に絞られる。
おいらは所帯持ちなのでお子さん連れとして相応しいビーチをピックアップすると小笠原諸島がトータル的に好条件じゃないかと思う。
*通算4回訪地(自然世界遺産認定後)
そのトータルとは
1ボニンブルーの美しさからくる透明度
2手つかずの美しい自然秘境ビーチがたくさん
3魚影の濃さ、サンゴ礁のボリューム
4 亜熱帯気候温度差が少ないことから年中、海へ入れる
5ビーチまでのアクセスのよさ
6 クジラ、ドルフィン、アオウミガメ等の野生海洋生物が国内で1番、出逢える
7天然記念物・南島に上陸し、泳げる(上陸出来る人数は1日100名まで)
と、いうラッキーセブンがいっぺんに満喫出来るのは小笠原諸島しか思い浮かばない。
小笠原諸島は日本国内、しかも東京都管轄でありながら、「どんな場所なのか」「そもそもどこにあるのか」など、多くの人に知られることのない秘境ともいえる小笠原諸島。
僕もかつて「行ってみたいけど何があるのかは知らない」というひとりだったけれど、実際に小笠原諸島を訪れてみて、断言できることがある。
それは「小笠原の魅力を知らずに過ごすのは、本当に勿体無い」ということ。
特に小笠原諸島の秘境ビーチでは自然の力で仕上がった白い砂浜とサンゴ礁がコラボとなっていて、沖縄ならではダイバーでないと観られないレアな魚がお子さんでもシュノーケリングで簡単に観られちゃうという魚影の濃さに驚かされちゃいます。
それだけではなく、小笠原諸島は季節シーズンにより、
ザトウクジラ、マッコウクジラと出逢えること、
ドルフィン少なくとも3種類に出逢えること、
(ミナミバンドウイルカ・ハシナガイルカ・マダライルカ)
ダイバーに人気のマンタもシュノーケリングで出逢えることもしばしば、
小笠原諸島名物島寿司の食材であるサワラ釣り体験ができる、
アオウミガメの産卵観察、
赤ちゃんウミガメの放流体験も出来るという自然触れ合いの楽しさがたくさんある。
これが本当に「生きている海」であり、本物の「きれいな海」であると断言したい。
小笠原諸島は「ボニンブルー」が沸騰ワードとなってる。
その「ボニンブルー」の由来は「誰も居ない無人の青」そして「無人=ぶにん」からなんだそうです。
「ボニンブルー」の他に魅力がまた、たくさんある。
1小笠原諸島にたどり着く手段は片道24時間の船旅のみ(おまけに週にたった1往復便のみ)
2 ナイトの小笠原でも満喫できる
3 小笠原諸島住民があたたかい、アツすぎる
4 海の声を聞きながら日本一の星空を眺める
5 小笠原諸島地元の食材を堪能する
6日の出・日の入りを拝む
7 ジャングル探検、秘境の山へ行ける
と、いうラッキーセブンがまたある。
正直言って、小笠原は僕が今まで旅した中でダントツの良さと特別感のある土地だった。
海が好き・自然が好きな人は絶対に行くべき。
むしろ行かないことが本当に勿体無い。
我らが最近行ってきた平成最後の夏&小笠原諸島返還50周年の旅ログを述べます。
2018年8月10日~19日 (10日間プラン)
同行メンバー6家族+ダイバー2名(大人10名子供8名)
2018年の夏季が潮汐的にベストタイミングシーズン(透明度・魚群れが1番の最大ピークで、4、5年に1度の周期)ということもあり、ダイバーらの争奪戦も通年より激しいシーズンになると言われていたので1年前位に宿泊先、ボートチャーター、レンタカー等を仮予約に。
(本当なら、おがさわら丸チケット確保してからでないと仮予約はNG。ダイビングのライセンスを持ってればツアー企画先行手配として仮予約が出来るというメリッドが大きい)
おがさわら丸は通常では週に1往復便となっていることから、会社休みを最低5日間も取らないと行けないということがネック。
そして8月のみ3日おきに1往復というスケジュールになるので有休取得しやすくなるが、お盆休み期間を狙うことは皆さんも同じことを考えてるので通常シーズンより、おがさわら丸チケット確保がかなり厳しい。
おがまるツアーパックで申し込む手段が1番確実ですが、小笠原島民にとってはお盆期間等の大型連休ピークが1番、大事なお客(島民生活)となっていることから、入れ替わり効率として前半&後半と別々プランしか取り扱っていないため、我らの10日間プランは全て個人手配という手段しかない。
そういった事情からおがさわら丸チケットは直接、個人で小笠原海運ビルへ出向かい、購入することに。
ネット予約、直接電話予約も出来るのですが、8月のおがさわら丸チケットは2ケ月前に小笠原海運で一斉販売されるので、そう簡単にはネット電話繋がらず、かなりの強運でないと取れない。
2018年8月分の販売日が6月4日月曜日だったので3日前の金曜日正午過ぎ頃に小笠原海運へ行き、発売日まで三晩寝泊りしながら並び待機。同行メンバー5名で交代しながらやったので、おやすいご用でした。
こうして難なく無事におがさわら丸チケット確保。
誰もが必ず、ナーバスになっちゃうのは台風。
過去に1度、欠航に見舞われているので、プチトラウマになりそうながら、台風進路予報と睨めっこが続く。
我らの出航便前に4個もの台風が異常発生し、3航海連続条件付出航が続き、2個もの台風に挟まれながらの出港。
実際にはおがさわら丸、多少の揺れはあったのも、予想以上に快適船旅スタートとなれました。
それだけではなく、我らの小笠原諸島滞在期間内に統計史上初めて5日連続、台風が発生しちゃう異常気象。
それでも、予定通りのプランで難なくアクティブにSOTO-ASOBIが出来たことが奇跡としか言いようがない。
特に台風による沿岸波浪の影響で南島上陸が絶望視されていた中、実際に南島周辺はかなりの大ウネリがあったのも、船長さんの長年の経験があって、奇跡の上陸を果たす。
船長さん曰く、2週間振りの上陸やったとか。
他の南島上陸ツアー団体はボートが大きいことから、衝突リスクが高いらしく、最初から断念続出。
この日に上陸できたツアー団体は小型ボートで2つのみでした。
上陸できた瞬間、どんよりした曇りからまさかの奇跡の快晴全開に。
お子さんたちは8日連続、海水浴が楽しめたことで、すごい著しい成長を見せつけられました。
小笠原諸島は台風の通り道となってることも有名ですが、沖縄と違って去るスピードが早いので海へ入れないという日はあまり無い。台風影響による波のウネリとかで影響の少ないポイントがあり、安全に海へ入れるという地形の良さがある。
それも小笠原諸島の魅力の1つだと思う。
○1日目 竹芝11:00予定通りおがさわら丸出港
○2日目 40分遅れで11:40父島到着 予定通り13:30ははじま丸出港 予定通り15:30母島到着
1ビーチ海水浴
2母島オリジナル料理ディナー
3ウミガメ放流体験
4星空ウオッチング
○3日 目 9:00~16:00までボートチャーター
1ドルフィンスイム
3釣り体験(サワラ5匹・カツオ3匹・キハダマグロ2匹と大漁)
4 船長さんのご厚意でスイカ割り、刺身料理(ランチ)
5漁船上で三色刺身、三色丼、しゃぶしゃぶディナー堪能
6グリーンペペ鑑賞
○4日目 台風影響により1時間繰り上げで13:00母島出港 予定より30分遅れで15:30父島到着
1午前母島ビーチ海水浴
2 父島手話サークルメンバーと交流会ディナー(BBQと現住民からの島民料理おもてなし)
3 タコノキ冠作り体験(手話サークルメンバーさんからのご厚意)
○5日目 9:00~15:30までボートチャーター&ビーチ海水浴+島内観光
1 シュノーケリング
2 ドルフィンスイム &ウオッイング
3 ジニービーチ
4 南島上陸
5 兄島海中公園シュノーケリング
6 戦跡&ジャングル探検
7 ウェーザーステーションで夕日拝み
8 郷土料理(居酒屋)
○6日目 終日フリー
1 境浦ビーチ海水浴
2 ショッピング
3 青灯台ビーチ海水浴(おがさわら丸見送りダイブ)
4ウェザーステーションで夕日拝み
○7日目 日中シーカヤックツアー
1 徒歩では行けないプライベートビーチへシュノーケリング
2小浦ビーチへ天然記念物認定予定やったスポットへ観光
3ジャングル探検
○8日目 9:00~16:00までボートチャーター
1 シュノーケリング
2 ドルフィスイム&ウオッチング
3 兄島上陸&シュノーケリング
4 兄島海中公園シュノーケリング
5 製氷海岸シュノーケリング
○9日目 台風による影響で1時間半繰り上げ 父島14:00出港
1 水族館観光
2 ショッピング&グルメ
○10日目 父島1時間半繰り上げ出港から14:00竹芝到着
おがさわら丸往復(行2等寝室・帰2等和室)
母島2泊父島5泊(母父島共に貸し切り)
ボートチャーター3回
シーカヤックツアー
レンタカー&レンタルバイク
自炊食材調達&グルメ
大人1名約12万位(現地でリピーター割り、ダイバー割り、団体割り有)
blogに載せてある地上photoは同行メンバー撮影